ウルル-カタ・ジュタ国立公園(Uluru-Kata Tjuta National Park)に向かい、アリススプリングス(Alice springs)を出発。途中で、せっかく来たんだからという理由で、安直にラクダに乗る体験もした。もちろん一人で乗ったのではなく飼育員兼、乗ラクダ指導員のような人がしっかりと綱を引いてくれた。ラクダが立ち上がる時の勢いが急すぎて驚いたり、揺れが大きくて乗り心地はイマイチに感じたが、かえってアトラクション感が増して良かったかも。
牧場を2、3周しただけだったが十分楽しかった。ただ、ラクダの鳴き声がうるさかったり、口から吐く息がかなり臭かったが、“ちょっと”しか気にならなかったことにして、美しく、楽しい思い出とした。
ウルルへ向かうバスの運転手は気さくで楽しく、親切な人だった。移動中も「もう直ぐ世界一古い川が見られますよ」とか「世界で1種類しか無い、ノーザンテリトリーの珍しいゴムの木がここに有ります」とサービス満点だった。ただ僕が見たのは水がない小さな川のような地形と、パンクしたいくつものタイヤが枝にぶら下がっている枯れ木だった。珍しいものが見られるのかと乗客みんなが期待したのに、騙された自分を笑ってしまったジョークだった。バス中の乗客がカメラもかまえて、準備してたのにどこにそんなものがあるのかわからず、あっけにとられて撮りそこなったよ。
この日泊まるロッジにチェックインしようとしたら、レセプションの女性が日本語で話しかけてきた。ちょっと嬉しかったけれど、観光地で声をかける怪しい人だったら面倒だなとも思ってしまった。ところが、話してみると、とてもかんじのいい女の子で親切に色々教えてくれた。少しでも疑ってゴメンナサイな気分だった。
荷物を部屋に入れ、カタ・ジュタ(Kata Tjuta)/オルガ山(Mount Olga)の観光とウルル(Uluru)/エアーズロック(Ayers Rock)の夕日を眺めるツアーに参加した。
このツアーのバスの運転手もガイドとして、色々説明してくれた。ありがたいと思ったけれど、このガイド、オーストラリア訛りが強くて、さっぱり内容を聞き取れないことが多々あった。そしてオーストラリア英語にも慣れてきたと油断していた僕を思いっきり落胆させてくれた。奥が深いなオージー。
このツアーのバスの運転手もガイドとして、色々説明してくれた。ありがたいと思ったけれど、このガイド、オーストラリア訛りが強くて、さっぱり内容を聞き取れないことが多々あった。そしてオーストラリア英語にも慣れてきたと油断していた僕を思いっきり落胆させてくれた。奥が深いなオージー。
ある場所でも、面白いことを言ってそうな雰囲気だったので、車内で知り合ったイギリス女性ジョーンに「何て言ってるの?」って聞いたら「私もわかんないのよねー」とかえってきた。他の人に聞こうにもどんどん別の場所に移動していくので、自分の英語力の無さを恨みつつ、細かいことは気にしないことにした。
説明など聞かなくてもその風景には圧倒されてたんだけど、今は説明がわかればもっと面白かったんだろうなと、ちょっと残念。
ところが、最も期待していたウルル(Uluru)/エアーズロック(Ayers Rock)が見える場所に到着した時には観光バスの多さにがっかりした。自分も観光客なのだから、何をふざけたことをとも思うのだが、こんなに沢山の人がいては景色を堪能するどころではないと思った。
でも、そんなぼくの予想をはるかに超えて、ウルル(Uluru)は美しかった。数十分前にがっかりしたことなど忘れて見とれた。写真も撮っていたのだがファインダー越しに見るのはもったいないと切実に感じた。刻一刻と変わっていく、その美しさを写真に留めることなど不可能に思えたし、何より僕は記憶に残るものより素晴らしい写真を撮れたことがないのだ。記憶がそのまま写真にできたらと思ったことも数え切れないくらいある。凡人には凡人なりの悩みがあんだよなぁ。
でも、そんなぼくの予想をはるかに超えて、ウルル(Uluru)は美しかった。数十分前にがっかりしたことなど忘れて見とれた。写真も撮っていたのだがファインダー越しに見るのはもったいないと切実に感じた。刻一刻と変わっていく、その美しさを写真に留めることなど不可能に思えたし、何より僕は記憶に残るものより素晴らしい写真を撮れたことがないのだ。記憶がそのまま写真にできたらと思ったことも数え切れないくらいある。凡人には凡人なりの悩みがあんだよなぁ。
食事のあと、ジョーンとオーストラリアのカントリーを演奏するライブがあるというので聞きに行った。ほとんど知らない曲だったが、なかなか楽しい演奏だと思っていたら、「ワルチング・マチルダ(Waltzing Matilda)」の演奏が始まった。演奏そっちのけで好き勝手に話してるという状態だったのに、店内の雰囲気が一気に変わって、最後には大合唱だった。店内の多くは違う国からの観光客だろうとっていた、当時の僕の気持ちは「なんでみんなが知ってるの?」だった。そしてカレンに教えてもらった歌詞を覚えていたら良かったなと、ちょっと後悔。
楽しく騒いでいるうちに夜は更けていった。
明日はウルル(Uluru)/エアーズロック(Ayers Rock)に登る。いつものようにのんびり出かける支度をしている暇はない。寝坊しないようにしなくちゃ。
明日はウルル(Uluru)/エアーズロック(Ayers Rock)に登る。いつものようにのんびり出かける支度をしている暇はない。寝坊しないようにしなくちゃ。