
ノーザンテリトリーに入っても寝続け、気がついたら真夜中になっていてスリーウェイ(Three way)という街に着いていた。ここはタウンズビルから来ると、ダーウィンへ向かうか、ウルル(Uluru・エアーズロック)近くのアリススプリングス(Alice Springs)へ向かう分かれ道となっている場所だ。スリーウェイという名前がぴったりの場所だ。
ここの休憩所で2種類のサソリを売っているのを見た。「このサソリに刺されるとどうなるのか」と聞いてみたら、「とても重い症状になる」と教えてくれた。「死んじゃうのかと思っていた」と言うと「小さい子どもならその可能性はある」とのことだった。なぜかサソリに刺されると死んでしまうイメージが有ったので意外だったのを覚えている。
スリーウェイを出発したのは2時頃。なぜか2時間も休憩時間があったがほとんどバスの中で寝ていた。
次に目を覚ましたのは7時頃、何処かの休憩所に止まった時だった。町の名前を聞き逃したが、そんな事を気にするより、空を見回しても太陽がまだ昇っていないように見えて、それが不思議だった。
マタランカ(Mataranka)でも休憩時間が長く、のんびりできた。Thermal Poolと呼ばれている自然の温水プールがあり泳いでいる人がとても気持ち良さそうだった。体温より少し低い温度だったが、暑い時にはちょうどいいと誰かが言っていった。体調も優れなかったので見ただけたったが、次の機会にはここでものんびり過したいと思った。
バスの中で隣に座っていたレイはキャサリン(Katherine)で降りていった。彼とはたくさん会話したわけではなかったが、キャサリンはいいところだから是非立ち寄るといいよと熱く語っていた。彼の話を聞くうち、ダーウィンからアリス・スプリングスへ向かう途中で2、3泊してみようという気になっていた。
午後2時過ぎになってようやくダーウィンに到着した。熱が下がりきっていないのか、寝過ぎなのか、それともバスの座席に長時間座っていたせいか分からなかったが、どことなく身体の調子がイマイチだった。
おまけに、ひどく暑かった。とても蒸し暑い。ケアンズで会った旅行者が雨季真っ最中、1月のダーウィンの経験を、蒸し暑すぎて大変だったと言っていたのを思い出した。「あまりにも暑くて、汗を流そうとシャワーに入るのだがシャワーから出てきた瞬間に汗でびっしょりになっていた」とも言っていた。
僕が着いたこの時期は乾季に入っていて、それほどではないはずだったが、やはり蒸し暑かった。近年、東京の夏も蒸し暑く似たようなものかもしれないが……。
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