2014年01月30日

タウンズビル(Townsville)で発熱してふらふらした

クイーンズランド州(QLD, Australia)
イブとマイク、とても親切だった

 もう1日、ケアンズの街をふらふら歩きまわり、何人かの旅行者と遊び、折り鶴を作った翌朝、タウンズビル(Townsville)へ向かうバスに乗った。
 車中、映画を観ながら「なんかおかしいな」と思っていたが、到着する頃には頭痛がひどくなり、熱もかなり高くなっているのを感じた。なんとか、$8で泊まれる宿にチェックインして荷物を開き(熱で)ふらふらしながらランドリーで洗濯した。

 待っている間にフロントへ行き体温計を借りて計ってみたら40度を越えていた。間違いじゃないかと思いもう一度計ったが同じだった。この街は素通りする予定だったし、足止めされるのは今後に響くので避けたかったので気力で直そうと思った。バカだよね。

 のろのろと洗濯物を片付けていたら南アフリカから来たイブとマイクが話しかけてきた。僕の熱を知ったイブが薬を持っているから使ってと言ってくれたのだが、「薬は飲まない主義なんだ」と遠慮しておいた。その頃は身体が丈夫で10年以上病気にかかった事が無く薬も飲んだ事が無かった。主義とは関係なく飲まなかっただけで、この時も単純に遠慮しただけだった。
 今から考えると、旅行先で知らない人から薬をもらって飲むなんてあり得ないけれど、偶然正しい行動をしていたことになる。
 イブは「そうなんだ。すごいね」などと言い、「だったら、たくさん水を飲んで汗をかくといいよ」と言ってくれた。

 7時頃、何か食べなきゃと気がついた。で、食べ物と水を買いにいこうと部屋をでると、イブとマイクも出かけるところだった。「何か買ってきてあげるよ」とも言ってくれたけれど、また遠慮してしまった。話すうち、一緒に街まで行って食事することになった。
 一緒だと少しは食欲もわくかも思ったがそんなに甘くはなかった。ドギーバッグと水とジュースを持って帰ることにした。
 2人は僕ののろのろ歩きに付き合ってくれ、気を使って話しかけてくれた。イブが「あの木はマンゴーの木だよ。南アフリカの家の近くにもある」と言っていたのだけは覚えているが、ほかは思い出せない。

 30分くらいかけてゆっくり宿に戻った頃、少し気分が良くなり食堂で持ち帰ったドギーバッグから店で食べきれなかった料理をだして食べることにした。
 人がいいのか2人は僕が食べている間、見守るように話をしながら待っていてくれた。食べ終わっても会話は終わらず、僕はいつものように「お国はどんなところですか」と聞いてみた。そうしたら一瞬で2人の顔がくもり少し間があいた後「自然はとてもきれいだよ。自然がきれいなんだ」とマイクが言った。さすがに僕も聞いてはいけない事だったんだと思い、「自然がきれいなのは素晴らしい。いつか行ってみたい」と言いながら、他の話を始めた。政治的な事、アパルトヘイトの事を考えた事も無い僕が感じた彼らの心の傷らしきものだった。かれらは白人だったので差別される側ではなかったが、国外に出た時には嫌な思いをした事が少なからず有ったのだと思う。

 そろそろ自室に戻ろうと思い出した頃、2人がとてもかっこいいことに気がついた。この旅行中に会った人の中でもトップと言っていい美女と美男のカップルだった。職業も聞かなかったのだが、2人ともモデルだったのではないかと思っている。

 10時ごろ就寝。たっぷり水分を取って寝たせいか、夜中トイレに行くため数回起きた。その度に今日ダーウィンに向けて出発できるかなと考えながら横になった。とりあえず、熱だけでも下がって欲しかった。


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